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完璧なパントリーがなくてもスパイスを使いやすく保つ方法

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    Niva Cook 編集部
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スパイスを使い切れない理由は、専用の美しいパントリーがないからではありません。瓶が見つからない、いつ開けたか分からない、料理中に取り出しにくいという小さな摩擦が重なり、同じ調味料だけに戻ってしまうからです。統一容器を目指すより、普段の料理で迷わず選べて、香りが落ちる前に使える仕組みを作りましょう。

手持ちを三つに仕分ける

まず家にあるスパイスを台に出し、香りと状態を確認します。賞味期限だけで即座に捨てる必要はありませんが、湿って固まったもの、香りがほとんどないもの、何年も使っていないものは見直します。次に週一回以上使う塩、黒こしょう、唐辛子、カレー粉などを「よく使う」、月に一、二回のクミンやシナモンなどを「時々使う」に分けます。用途を思い出せない瓶は二週間だけ見える位置に置き、それでも使わなければ買い足さない候補にします。

よく使うものは、コンロから一歩で取れる引き出しか、熱源から離れた棚の手前にまとめます。コンロ横は便利でも、湯気や熱が当たり続ける場所なら避けます。直射日光、湿気、熱は香りと色を早く落とすためです。引き出しでは瓶を寝かせ、ふたの上面に名前を書くと上から読めます。棚では小さなトレーに載せ、使うときだけトレーごと出すと奥の瓶を倒しません。

容器より表示を分かりやすくする

元の袋や瓶のままでも、名前と開封月が読めれば十分です。小さなテープに「パプリカ 26/8」「クミン 26/5」のように書き、ふたか表に貼ります。詰め替えるなら、名称と期限を必ず容器へ転記します。似た色の粉末ほど取り違えやすいため、無地の容器に統一するより文字を大きくするほうが実用的です。

例えば平日に炒め物、みそ汁、カレーを作る家庭なら、手前のトレーには黒こしょう、にんにくパウダー、唐辛子、カレー粉、白ごまを置きます。月に一度しか使わないナツメグ、五香粉、クローブは別の小箱に入れて上段へ。火曜の鶏肉とキャベツの炒め物には黒こしょうと唐辛子、木曜のひき肉カレーにはカレー粉とクミンを使います。一種類を特別な料理だけのために買わず、二、三通り使えるものから選ぶと残りません。

少量を買い、古い粉に継ぎ足さない

大袋は割安に見えますが、出番の少ないスパイスには不向きです。初めての物は小瓶か少量パックを選び、消費が安定してから大きい量を考えます。補充時に古い粉の上へ新しい粉を足すのは典型的な失敗です。開封時期が分からなくなり、香りの弱い残りが常に底に残ります。容器を空にして洗い、完全に乾かしてから入れましょう。

見せる収納としてコンロ脇にずらりと並べることも、蒸気と油で劣化やべたつきを招きます。また、レシピのために買った珍しいスパイスを奥へ送ると存在を忘れます。買う前に、次の二回で何に使うかを決めてください。クミンならカレーだけでなく、豆のスープやにんじんのソテーにも使えます。香りが弱い粉を量で補おうとすると味がぼやけるため、入れ替える判断も必要です。

月に一度だけ使い道を作る

月初めにトレーを拭き、開封から長いものを一つ選んで使う日を作ります。シナモンならヨーグルト、トースト、りんごの煮物に少しずつ使えます。瓶の数ではなく、手持ちから一品おいしく作れたかを基準にしましょう。

まとめ

収納場所が小さくても、毎回同じ位置から取り出せればスパイスは十分に働きます。料理の途中で迷う物は、次回も使わない可能性が高いので、手前のトレーに残す物を定期的に入れ替えるとよいでしょう。整える目的は、瓶を飾ることではなく、食卓の味を少し広げることです。

香りを比べたいときは、指先に少量を取り、こすってから確かめます。粉が変色していたり、湿気で塊になっていたりする場合は、使い方を増やすより状態を見直しましょう。買い直すなら古い物を使い切ってからにすれば、棚の中身も把握しやすくなります。

完璧なパントリーがなくても、スパイスは見える場所を二段階に分け、開封日を書き、少量を使い切ることで使いやすく保てます。頻繁に使う物だけを手前に置き、熱と湿気を避けることが基本です。まずは今ある瓶に日付を書き、今週二回使うスパイスを一つ選びましょう。

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