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レシピを見ずに回せる具だくさんスープの習慣

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    Niva Cook 編集部
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具だくさんスープは、残り物を何でも入れる料理ではありません。何を選び、どの順で火を通し、どの味を主役にするかを毎回同じ型にすれば、レシピを開かなくても安定します。疲れた夜に必要なのは新しいアイデアより、冷蔵庫を見た時に鍋へ入れる順番が分かる習慣です。

四つの役割から選ぶ

鍋に入れる食材を「香り」「甘み」「たんぱく質」「かさ」の四つに分けます。香りは玉ねぎ、長ねぎ、にんにく、しょうが。甘みはにんじん、かぼちゃ、トマト。たんぱく質は鶏肉、卵、豆、豆腐。かさはキャベツ、きのこ、葉物、じゃがいもです。各役から一つ選べば、材料が少なくても食べごたえが出ます。すべてをそろえようとしなくて大丈夫です。香りとたんぱく質があれば、残りは一種類の野菜でもスープになります。

次に、味の方向を一つだけ決めます。和風ならだしと味噌、塩味なら湯と塩に胡椒、トマト味ならトマト缶と塩、というように主役を絞ります。薄いと感じるたびに味噌、しょうゆ、コンソメを重ねると、何が足りないのか分からなくなるのが典型的な失敗です。まず香り、酸味、油分が足りないのかを確かめ、それでも必要なら少しずつ塩を足します。

火に入れる順序を固定する

鍋に油を少量入れ、玉ねぎやねぎなどの香りの野菜を弱めの火で温めます。次ににんじんやじゃがいものような硬い野菜、水またはだしを加えます。沸いたら肉や豆を入れ、最後にきのこ、葉物、豆腐を加えます。この順にすれば、葉物がくたくたになりすぎず、豆腐も崩れにくくなります。長く煮ればおいしくなると思って火にかけ続けるのも失敗しがちです。野菜に少し歯ごたえが残るところで止めると、翌日に温め直しても味が疲れません。

たとえば冷蔵庫に玉ねぎ、にんじん、しめじ、キャベツ、木綿豆腐がある日は、玉ねぎを炒め、にんじんと水を加えます。数分後にしめじ、最後にキャベツと豆腐を入れ、味噌を溶くだけで二人分の具だくさん味噌スープになります。卵を使いたければ、火を弱めて溶き卵を回し入れます。翌日はご飯や麺を鍋へ直接入れず、器で合わせれば、残りのスープが濁らず保存しやすくなります。

習慣を重くしない工夫

最初から大鍋いっぱいに作る必要はありません。二人分なら、今日食べる分より一杯だけ多く作り、食べる前に翌日分を容器へ移す方法が簡単です。保存したスープに毎日新しい具を足して延命すると、量も味も管理しにくくなります。冷蔵保存する分は早めに食べ切り、状態に不安があれば無理をしないでください。

また、冷蔵庫整理のために相性を考えず入れすぎると、香りも食感もぼやけます。甘いかぼちゃとトマト、強い香りのごぼうとバジルのように、主張のある材料を一度に詰め込まないことがコツです。迷ったら、野菜は二、三種類までにします。包丁を使う量と洗い物が少ないことも、この習慣の大切な条件です。

迷った時の短い手順

鍋を出したら、最初の五分で「香りの野菜を一つ切る」「硬い野菜を一つ切る」「たんぱく質を一つ出す」まで行います。次の五分で水分を加えて火にかけ、沸く間に葉物かきのこを用意します。味付けは火を止める直前まで待つと、煮詰まり具合を見ながら加減できます。量の目安は、二人分なら具が鍋の半分程度、水分は具がひたひたになる程度から始めれば十分です。濃くなった時は湯を少し足し、薄くなった時は塩だけでなく胡椒やごま油を試します。

肉を使う日は中心まで十分に加熱し、作ったスープを長く室温に置かないことも忘れないでください。食べ残しを再加熱する際は、全体がしっかり熱くなるまで温めます。こうした衛生面の手順まで型にしておくと、気軽な料理でも安心して続けられます。

冷凍野菜を使うなら、加熱の終盤に加えれば切る手間も減ります。常備する種類は一、二種類で十分です。

まとめ

レシピなしのスープは、香り、甘み、たんぱく質、かさの役割を選び、火に入れる順番と味の主役を固定すれば回せます。小さな鍋で一度作り、残りは早めに食べ切りましょう。半端な野菜がある日は、「今日は味噌のスープ」と決めて鍋を出すところから始めてください。

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