- 公開日
平日ごはんを簡単にするパントリーのそろえ方
- Authors

- Name
- Niva Cook 編集部
平日の夜に助かるパントリーは、食材をたくさん備蓄した棚ではありません。帰宅後に「これとこれなら十五分で一食になる」と考えられる、少数の定番がそろった棚です。主食、たんぱく質、味つけを組み合わせる視点があれば、生鮮食品が少ない日でも無理なく温かい食事を作れます。
いつもの食べ方から主食を二、三種類選ぶ
最初に、家で本当によく食べる主食を書き出します。米、パスタ、乾麺、うどん、オートミールなどから二、三種類で十分です。種類が多いと開封済みの袋が増え、使う順番が分からなくなります。米をよく食べるなら、乾麺を何種類も持つより、パスタ一種類と冷凍うどん程度に絞ったほうが回転します。賞味期限が近い物を手前へ置き、新しく買った物は後ろへ入れる「先入れ先出し」を習慣にしましょう。
次に、常温で置けるたんぱく質を三、四品選びます。ツナやさばの缶詰、ひよこ豆や大豆の水煮、レンズ豆、乾燥わかめ、卵と相性のよい海苔などが候補です。すべてを常備する必要はなく、家族が食べられる物を選びます。缶詰は味付きばかりにせず、食塩不使用や水煮を一つ混ぜると、しょうゆ味、トマト味、カレー味などへ寄せやすくなります。
味つけは料理の国籍ではなく役割でそろえる
平日用には、塩、油、しょうゆ、みそ、酢かレモン果汁、トマト缶、カレー粉のように、味の方向を変えられる基本を用意します。珍しい調味料を増やすより、手持ちで三つの味が作れるかを考えると実用的です。例えば、しょうゆとごま油なら和風・中華風の炒め物、トマト缶とオリーブ油ならパスタソース、みそと水なら具だくさんの汁物になります。
具体例として、冷蔵庫に玉ねぎ、にんじん、卵しかない木曜を考えます。パントリーにパスタ、ツナ缶、トマト缶があれば、玉ねぎとにんじんを炒めてトマトとツナを加え、ゆでたパスタに絡めれば一食です。ご飯が残っているなら、同じ野菜を炒め、しょうゆと卵で炒飯にできます。さらに大豆の水煮とみそがあれば、野菜入りのみそ汁を足せます。一つの食材を一つのレシピに固定せず、組み合わせを二通り考えておくのがポイントです。
棚は「今週使う物」を見える場所へ
パントリーの手前には、開封済みの乾麺、今月中に使いたい缶詰、よく使う油や調味料を置きます。未開封の予備は一か所にまとめ、予備を開けたら買い物リストに一つ書き足します。箱やかごを増やしすぎると在庫が隠れるので、「麺」「缶詰」「調味料」の三つのまとまりで十分です。容器に詰め替える場合も、期限と調理時間は元袋から分かるようにしておきます。
よくある失敗は、非常食のように大量に買い込んで普段使いをしないことです。期限が近づいてから慌てて食べると、平日の助けになりません。また、レシピのためだけに買った豆、ソース、香辛料を奥に残すと、棚が増えても献立は楽になりません。初めての食材は一つだけ試し、二回目の使い道が思いつく時だけ定番に加えます。缶詰をすべて同じ日に補充するのも、期限が同時に来るため避けたい方法です。
五分の補充チェックを続ける
週末に、主食が二食分以上あるか、たんぱく質が二品あるか、味つけの基本が切れていないかを確認します。不足を全部埋める必要はなく、次の買い物で一、二点補充すれば十分です。献立が決まらない夜は、主食一つ、たんぱく質一つ、野菜一つを選び、しょうゆ・トマト・みそのどれで味を決めるかだけ考えます。
まとめ
冷蔵庫の余り野菜や卵と組み合わせる前提で考えると、棚に置く物はさらに少なくできます。忙しい夜の選択肢を増やすことが目的なので、食べ慣れない食材を義務のように消費する必要はありません。家族が好む味を中心に、少しずつ調整しましょう。
買い物リストには「パスタ」ではなく「主食を二食分」のように不足の役割を書く方法もあります。家に米が残っていれば乾麺を買わずに済み、同じ棚を重複させません。帰宅後の自分を助けるための在庫だと考えれば、特売に振り回されず、補充の判断がしやすくなります。
平日ごはんを簡単にするパントリーは、量より組み合わせです。家で食べる主食を絞り、常温のたんぱく質と使い慣れた味つけを少数そろえ、古い物から手前に置きます。まずは今週の夕食を二回救える組み合わせを作るところから始めてください。
デジタル温度計
火の通り、鶏肉、再現しやすい家庭料理を扱う記事に自然に合わせやすい道具です。
広告。Niva CookはAmazonアソシエイトとして適格販売により収入を得ることがあります。
Amazonで見る →