- 公開日
できたて感を残したい人の作り置き
- Authors

- Name
- Niva Cook 編集部
できたてを諦めない下ごしらえ
平日の食事を楽にしたい一方で、数日前に作った料理を温め直すだけでは満足できない人もいます。その場合は、完成したおかずを何品も冷蔵するのではなく、「火を通す直前まで」を準備しておくのが向いています。香りや食感が大切な炒め物、焼き魚、汁物は、最後の五分をその場で仕上げるだけで、食卓の印象がぐっと変わります。
この方法の目的は、日曜日に一週間分の献立を固定することではありません。包丁、計量、洗い物にかかる時間を先にまとめ、平日は食べたい組み合わせを選べる余地を残すことです。冷蔵庫を開けてすぐ調理できる状態なら、外食や惣菜に流れやすい忙しい日にも、温かい一皿を作りやすくなります。
準備は三段階に分ける
まず、買い物をした日に野菜を用途別に分けます。玉ねぎ、にんじん、きのこは炒め物やスープ用に切り、保存容器か袋に一回分ずつ入れます。葉物は洗って十分に水気を取り、火を通すものと生で食べるものを分けておくと便利です。切った野菜は、何に使う予定かを容器に小さく書いておくと迷いません。
次に、たんぱく質は味を完成させず、下味までに留めます。鶏もも肉なら一口大にして塩少々と酒をまぶし、二日以内に使う分は冷蔵、後半用は平らにして冷凍します。豚こま肉はしょうゆ、みりん、おろし生姜を少量だけ絡めておくと、野菜と炒めるだけで形になります。魚は傷みやすいため、当日か翌日に焼く分だけ冷蔵し、それ以外は一切れずつ冷凍するのが安心です。
最後に、味の軸になるたれを二種類ほど用意します。例えば、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2、酢大さじ1を合わせた甘酢だれと、みそ大さじ2、砂糖小さじ2、酒大さじ1を溶いたみそだれです。たれを別にしておけば、同じ鶏肉でも甘酢炒め、みそ炒め、スープの具と変えられます。加熱前の肉にたれを長く漬けすぎないことも、食感を守るコツです。
平日三日間の具体例
月曜日は、切ってある玉ねぎ、パプリカ、鶏肉をフライパンで焼き、甘酢だれを最後に絡めます。ご飯と千切りキャベツを添えれば二十分もかかりません。火の強い香りが立ち、作り置きの温め直しとは違う満足感があります。
水曜日は、同じ鶏肉をきのこと一緒に炒め、みそだれでまとめます。副菜には、洗ってあるほうれん草をさっとゆでてごまを振るだけで十分です。金曜日は冷凍しておいた豚こま肉を朝に冷蔵室へ移し、にんじんと玉ねぎで生姜焼き風にします。このように材料は重なっていても、調理法と味を変えるだけで飽きにくくなります。
よくある失敗と立て直し方
最も多い失敗は、張り切って切りすぎることです。切った野菜は時間とともに水分が出て、香りも落ちます。最初は二〜三日で使い切れる量だけにし、残りは丸のまま保存してください。もう一つは、容器に詰め込んで何が入っているかわからなくなることです。中身と日付を書き、手前に早く使うものを置くと無駄が減ります。
また、温かい食材をすぐふた付き容器に入れると蒸気で傷みやすくなります。ゆでた野菜や下ゆでした肉は、清潔なバットに広げて粗熱を取り、冷めてから冷蔵します。肉を扱ったまな板と野菜用の包丁を同じまま使うことも避け、洗浄の順番を決めておくと衛生面で安心です。
週の途中で整える小さな習慣
下ごしらえは一度で完璧に終える必要はありません。火曜日か水曜日に冷蔵庫を三分だけ見て、先に使うべき野菜を前へ出し、冷凍の肉を翌日分だけ移します。この短い確認があれば、日曜の計画と実際の予定がずれても立て直せます。余った切り野菜はスープに、たれは焼いた厚揚げに使うなど、使い切り方を一つ決めておくと安心です。予定外に外食した日があっても、無理に翌日に二食分を作らず、保存状態を見て順番を入れ替えます。
まとめ
できたて感を残したい人の作り置きは、料理を完成させる作業ではなく、平日の自分に選択肢を渡す作業です。野菜を切る、肉に軽く下味を付ける、たれを作る。この三つだけでも夕食の開始が早くなります。仕上げの加熱と味付けを食べる日に行えば、忙しくても湯気や香りのある食事を無理なく続けられます。
デジタル温度計
火の通り、鶏肉、再現しやすい家庭料理を扱う記事に自然に合わせやすい道具です。
広告。Niva CookはAmazonアソシエイトとして適格販売により収入を得ることがあります。
Amazonで見る →