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残り物を食べ切るための保存方法

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    Niva Cook 編集部
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残り物を食べ切れない理由は、料理を作りすぎたことだけではありません。鍋ごと冷蔵庫の奥へ入れる、ふたを開けないと中身が分からない、食べ方をまた考えなければならない、といった小さな障害が重なると、食べられる料理でも忘れられます。保存は「傷ませない」だけでなく、次の食事で選ばれる形に整える作業です。

保存前に次の一食を決める

食卓を片づける時、残り物ごとに次の行き先を一つ決めます。「明日の昼にそのまま食べる」「弁当に入れる」「二日以内に別の料理へ足す」「今週使わないので冷凍する」の四択にすると判断しやすくなります。量が一人分なら浅い一人用容器へ、二人分なら温め直しやすい容器へ移します。大鍋のまま保管すると、冷蔵庫で場所を取り、出す時にも洗う時にも面倒になり、結局手前の新しい食材を使ってしまいます。

温かい料理は、長く室温に置かず、湯気がおさまるよう浅く広げてから冷蔵します。深い容器に熱いまま大量に詰めると冷えにくいため、小分けにすることが実用的です。ふたをして保存し、中身と日付を書きます。冷凍するなら、空気を抜いた袋や平たい容器に一食分ずつ入れ、「料理名/日付/量」を大きく書いてください。

見える場所を残り物専用にする

冷蔵室の一段または一つのトレーを「先に食べる場所」と決めます。残り物、開封済みの食材、使い切りたい野菜をそこへ集め、目線の高さか手前に置きます。透明な容器は中身を思い出しやすく、色の濃いカレーや煮物にも向いています。不透明な容器を使う時は、ふたに料理名を必ず書きましょう。新しく買った食品を手前に置くのではなく、古い物を手前へ戻すだけでも、食べる順番が見えます。

具体例:日曜の夕食の残り

たとえば日曜の夕食で肉じゃがが二人分、焼いた鮭が一切れ、ゆでたブロッコリーが少量残ったとします。肉じゃがは浅い容器に「肉じゃが/日/月昼」と書き、残り物トレーの手前に置きます。鮭はほぐして「鮭/火弁当」と書き、ブロッコリーと並べます。翌日の昼は肉じゃがを温め、火曜日の弁当には鮭とブロッコリーを混ぜたご飯やおにぎりを入れられます。保存時に役割を決めてあるので、月曜夜に新しいおかずを買い足す判断も減ります。

食べ方の選択肢を一つだけ添える

残り物を別料理に変えようとして、凝った献立を考える必要はありません。煮物は卵でとじる、焼き野菜はスープへ入れる、ゆで鶏は麺やサラダにのせる、ご飯は小分け冷凍して朝食にする、といった一手で十分です。ラベルに「卵と」「スープへ」「麺」と短く書くと、冷蔵庫を開けた時に判断が終わります。味が濃い料理はご飯や野菜と合わせる、汁気のある料理は麺や豆腐にかけるなど、元の料理を完成品のまま出すことにこだわらないのがコツです。

よくある失敗と対策

最も多い失敗は、量が分からないまま大きな容器に入れることです。一食に足りない半端な量は、容器を開けるまで使い道が決まらず放置されます。弁当一回分、朝食の副菜一回分など小さく分けてください。次に、日付を書かず「昨日のはず」と記憶に頼る失敗があります。記憶があいまいな時点で食べる判断が遅れます。中身と日付だけの短いラベルを習慣にしましょう。

また、残り物を隠すように奥へ詰め込み、新しい食品を前へ置くと、冷蔵庫が忘れ物の場所になります。専用トレーを手前にして、買い物前と夕食前に一度だけ確認します。冷凍庫も「いつか食べる」袋を増やしすぎないよう、冷凍した日におおまかな使用予定を決めます。品質や保存期間に不安がある物は無理に食べず、早めに処分する判断も必要です。

まとめ

保存した翌日に一度トレーを見て、予定どおり食べる物を手前へ動かすだけでも効果があります。予定が変わって食べられない時は、その時点で冷凍へ切り替えるか、別の食事に回すかを決めましょう。先送りの回数を減らすほど、食べ忘れも減ります。

残り物を食べ切る保存は、小分け、見える位置、短いラベル、次の食べ方の四つで作れます。保存容器へ移す時に次の一食を予約し、先に食べる場所へ置いてください。料理を特別に作り変えなくても、取り出しやすく判断しやすい形なら、残り物は日常の便利な一品になります。

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