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物を増やしたくない人のための調理道具
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- Niva Cook 編集部
物を増やしたくない人にとって、調理道具選びは「最少個数」を競うことではありません。少なすぎて料理のたびに代用を考えると、かえって疲れます。大切なのは、一つで複数の役割を果たし、洗って戻す場所が決まっている道具を選ぶことです。毎日の食事を無理なく作れる数に絞れば、引き出しも作業台も散らかりにくくなります。
まず料理の流れを書き出す
新しい道具を探す前に、一週間で作る料理を思い出します。朝は卵とトースト、平日は炒め物や汁物、週末はカレーというように、よくある流れを紙に書きます。その料理に必ず登場する「切る、混ぜる、焼く、煮る、保存する」を並べると、必要な役割が見えてきます。道具の名前から考えないことが、増やしすぎを防ぐ第一歩です。
基本としては、よく切れる包丁一本、安定したまな板一枚、深さのあるフライパン一つ、小鍋一つ、耐熱ボウル二つ、菜箸かトング、へら、計量スプーン、ふた付き保存容器があれば、多くの家庭料理を始められます。深めのフライパンなら炒め物だけでなく、少量の煮物、ゆで物、パスタのソース作りにも使えます。ボウルは下ごしらえ、和え物、電子レンジ加熱の受け皿として働きます。
兼用できる道具を選ぶ
選ぶ時は「この道具で三つの料理ができるか」と自問します。たとえば金属製トングは、肉を返す、ゆでた麺をつかむ、サラダを混ぜる用途に使えます。シリコーン製のへらは、炒め物を返すだけでなく、ソースを集め、ボウルの生地をきれいに移すのに便利です。小さな片手鍋は味噌汁、ゆで卵、温め直しに向きます。
具体例として、二人分の夕食に鶏肉と野菜の炒め物、味噌汁、ご飯を作る場面を考えます。包丁とまな板で材料を切り、深型フライパンで炒め物を作り、片手鍋で味噌汁を温めます。トングで鶏肉を返し、へらで野菜を混ぜます。この組み合わせなら、専用の肉たたき、野菜用スライサー、炒め箸、サラダスピナーがなくても、普段の献立は十分回ります。
収納までを道具の条件にする
使いやすい道具でも、しまう場所がなければ散らかる原因です。買う前に、収納場所を一か所だけ決めます。引き出しに収まらない長さのトングや、重ねても不安定なボウルは、便利でも日常使いになりにくいものです。縦に立てられる包丁、重ねられるボウル、同じ形で積める保存容器は、収納の迷いを減らします。
月に一度、引き出しを一段だけ開けて「過去一か月に使ったか」を確認します。使っていない物はすぐ処分するのではなく、別の箱に移して一か月様子を見ます。その間に必要にならなければ、譲る、寄付する、処分する判断がしやすくなります。一つ買ったら同じ役割の一つを見直す、という入れ替えの習慣も効果的です。
よくある失敗
ミニマルにしようとして、サイズ違いの鍋やフライパンをすべて手放すのはよくある失敗です。一人分にも二人分にも大きすぎる鍋しかないと、洗い物と光熱費が増えます。また、安さだけで多機能セットを買うと、使わない付属品が場所を占めます。便利そうな専用器具は、今ある道具で三回試してから必要性を判断しましょう。
見せる収納を増やしすぎるのも注意点です。作業台に並べた道具は取り出しやすい反面、油やほこりが付きます。本当に毎日使う物だけを少数出し、残りは引き出しに収めるほうが掃除まで含めて楽です。
買う前に一晩置く
新しい道具が欲しくなったら、商品をすぐ注文せず、欲しい理由と収納する場所をメモして一晩置きます。翌日に同じ不便を感じ、置き場所も言えるなら購入を検討します。たとえば水切りかごが大きくて邪魔なら、まず洗い物の量を減らせないか、布や小さなラックで代用できないかを試します。それでも毎日困るなら、台所の幅に合う物を選ぶ価値があります。道具を増やさない工夫は、我慢ではなく、手元の物が果たす役割を確かめる習慣です。
まとめ
物を増やしたくない人の調理道具は、少なさより役割の重なりと戻しやすさで選びます。普段の献立から必要な作業を拾い、三つ以上の用途がある物を優先し、収納場所まで決めてから迎えましょう。料理を支える定番だけが手元に残ると、キッチンは静かになり、食事の支度を始めるハードルも下がります。
デジタル温度計
火の通り、鶏肉、再現しやすい家庭料理を扱う記事に自然に合わせやすい道具です。
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