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野菜の下ごしらえを早くする道具

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    Niva Cook 編集部
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野菜の下ごしらえを早くする道具は、複雑な機械のことではありません。洗う、皮をむく、切る、水気を取る、くずをまとめるという流れで、手を止める原因を減らす道具のことです。包丁だけで何とかしようとすると、野菜料理そのものが面倒に感じやすくなります。自分が頻繁に作る料理を見ながら、少数の道具を使いやすい位置に置くと、平日の準備は目に見えて短くなります。

先に自分の作業を観察する

新しい道具を選ぶ前に、二、三回の夕食でどこに時間がかかるかを見てみましょう。にんじんやじゃがいもの皮むきで手が疲れるならピーラー、水洗いした葉物の水分でサラダが薄まるなら水切り、切った野菜がまな板から落ちるなら受け皿が役立ちます。「切るのが遅い」と思っていても、実際には洗った後の水切りや、端材を捨てる往復が原因であることもあります。

道具は用途が一つでも、毎週使うなら価値があります。ただし、洗う手間や収納場所まで含めて選ぶことが大切です。大きな器具を出すのが面倒で使わなくなるなら、手持ちのざるやボウルでできる方法のほうが早くなります。目標は下ごしらえを華やかにすることではなく、夕食前の動きを滑らかにすることです。

基本になる四つの道具

第一は、よく切れるピーラーです。にんじん、大根、じゃがいもの皮を薄くむけ、柄を握ったときに力みが出ないものを選びます。刃の向きや利き手に合うかも店頭で確認できると安心です。切れ味が落ちたピーラーは時間を奪うだけでなく、手を滑らせる原因にもなります。

第二は、安定したざると受けボウルです。洗ったきのこや刻んだ野菜を一時的に置けるので、まな板の上を広く保てます。ざるが受けボウルにきちんと収まり、シンクに置いてもぐらつかないサイズが使いやすいでしょう。葉物をよく食べる家庭なら、ふた付きで回転させるサラダスピナーも候補です。水分をしっかり取れると、ドレッシングが薄まらず、炒め物の油はねも減ります。

第三は、作業用の小さなボウルです。皮、根元、種などを入れておく容器をまな板の脇に置くと、ゴミ箱へ何度も行かずに済みます。四つ目は、幅に余裕のあるまな板です。狭すぎるまな板では、切った野菜を何度も移し替えることになります。包丁を安全に動かせ、切った材料を端へ寄せられる大きさを選びます。

道具を使う順番を決める

作業台の左から「洗うためのざる」「切るためのまな板」「切った物を入れるボウル」「くず用の小ボウル」と並べると、動線が一方向になります。利き手に合わせて左右を逆にしても構いません。最初に全部の野菜を洗い、ざるで水を切ります。次にピーラーを使う物をまとめてむき、火の通りにくい野菜から切ります。切った物は用途別にボウルへ入れ、最後にくずをまとめて捨てます。

サラダスピナーを使うなら、葉物を洗ってから回し、その間に他の野菜を切ります。回転を止めた後、内かごごと取り出せば、ボウルは別の材料に使えます。使い終えた道具をその場で水に浸けるか洗う時間も、この流れに入れておくと片づけが残りません。

夕食の具体例

二人分の鶏肉と野菜の炒め物、レタスのサラダを作る場合を考えます。まずレタスをちぎってサラダスピナーで洗い、水を切っている間に、にんじんをピーラーでむきます。まな板の横の小ボウルには皮を入れ、薄切りにしたにんじんとしめじは受けボウルへ移します。キャベツを切ったら、切った野菜のボウルをコンロの近くへ運びます。

フライパンで鶏肉を焼いている間に、スピナーからレタスを出して器へ入れます。鶏肉に野菜を加えれば、まな板にはくずしか残っていません。この形なら、洗う、切る、加熱する作業が混ざらず、野菜が散らかりにくくなります。特別な電動器具がなくても、作業時間と片づけの負担を同時に減らせます。

よくある失敗

「時短」と書かれた器具を一度に買い込むと、収納が埋まり、洗う部品が増えて逆効果になります。まずはピーラー、ざる、くず用ボウルのように、困りごとに直結する一つを替えてください。大きすぎるサラダスピナーも、出すのがおっくうなら定着しません。冷蔵庫やシンクの幅を測り、普段の量に合う物を選びます。

切った野菜をまな板の上に積み続けるのも危険です。包丁の動く場所が狭くなり、材料が落ちたり、切り方が雑になったりします。さらに、洗った葉物の水気を取らずに炒めると油がはねやすく、味もぼやけます。水切りを省略したいときでも、ざるで数回振る、清潔な布巾で軽く押さえるなどの一手間を入れましょう。

まとめ

野菜の下ごしらえを早くする近道は、道具の数を増やすことではなく、洗う、切る、水気を取る、捨てる流れを止めないことです。手に合うピーラー、安定したざるとボウル、くず用の小さな容器から整えれば、毎日の野菜料理は始めやすくなります。まず一週間、いちばん手が止まる工程を一つだけ観察し、そこに合う道具か置き方を試してみましょう。

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