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便利な引き出しを雑多な物置にしない整理法

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    Niva Cook 編集部
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キッチンでいちばん手が届きやすい引き出しは便利な反面、「とりあえずここに入れる」物が集まりやすい場所です。輪ゴム、乾電池、宅配便の伝票、使い道の分からない部品が増えると、必要な計量スプーンや袋留めクリップが見つかりません。雑多になる原因は整理が下手だからではなく、引き出しの役割が広すぎることです。便利な引き出しを保つには、何でも入る場所ではなく、料理中に必要な小物の作業基地として扱います。

引き出しの役割を一文にする

まず引き出しを空にして、中身を新聞紙やトレーの上に出します。次に「調理中に片手で取りたい小物」「保存や包みに使う小物」「キッチンとは別の場所へ行く物」の三つに分けます。ここで大切なのは、引き出しの役割を一文で言えるようにすることです。たとえばコンロ横なら「計量し、開封し、袋を留めるための小物」、冷蔵庫近くなら「保存容器を扱うための小物」と決めます。役割に合わない電池や文房具は、必要でもこの引き出しには戻しません。

迷う物は、最後に使った日を思い出します。半年以上使っていない替え部品、期限切れのクーポン、正体不明の金具は、別の保管場所を探すか処分の候補にします。家族の物で判断できない場合は、小さな保留袋に入れて日付を書き、別の棚に移します。便利な引き出しで保留しないことが重要です。

動作ごとに大まかに分ける

仕切りは細かく作りすぎず、戻す時に考えなくてよい大きさにします。おすすめは三から四区画です。「測る」区画には計量スプーン、軽量カップ、温度計。「開ける・切る」区画にはキッチンばさみ、栓抜き、ピーラー。「留める・保存する」区画には輪ゴム、袋留めクリップ、ラベル、油性ペンを入れます。引き出しに余裕があれば、電池や小型工具のような非料理用品ではなく、使用中の一時置きの空き区画を残しましょう。

仕切りには、手持ちの浅い容器や伸縮式の仕切りで十分です。深い箱に小物を重ねると、底の物が消えます。輪ゴムやクリップは小さな容器にまとめ、数が増えすぎたら容器に入る量だけを残します。引き出しを開けた時に全体を見渡せる高さに収めると、探す時間も戻す手間も減ります。

実例:コンロ横の幅四十センチの引き出し

幅四十センチ、奥行き三十五センチ程度の引き出しなら、手前に二つ、奥に一つの容器を置く配置が扱いやすいです。手前左に計量スプーンと軽量カップ、手前右にキッチンばさみとピーラー、奥にクリップと輪ゴムをまとめます。ラベルとペンは奥の端に横向きに置きます。鍋を火にかけながら味を量る、袋を開ける、残りを留めるまでが、引き出し一つで完結します。

この引き出しに菜箸やフライ返しも入れたくなるかもしれませんが、それらはコンロ下や立てる収納のほうが取り出しやすい場合があります。同じ「料理道具」でも、使う姿勢と場所が異なります。便利な引き出しにすべてを集めず、動作が似た物だけを集めることが、すっきりした状態を長く保つコツです。

ありがちな失敗と対策

最も多い失敗は、空いた区画を見つけるたびに、別室の小物を入れることです。「少しだけなら」と入れた充電ケーブルやレシートが増えると、役割がすぐ崩れます。迷った物はその場で置かず、本来の場所へ持って行くための一時かごをキッチン外に用意してください。週末にかごを空にするだけで十分です。

仕切りをぴったり作り込みすぎるのも続きません。新しい計量カップが少し大きいだけで入らず、結局上に重ねてしまいます。各区画は八割までにとどめ、形の変化に余裕を残しましょう。また、毎晩全部を整列させようとすると負担になります。引き出しが閉まらない、必要な物が見つからない、と感じた時だけ五分見直すほうが現実的です。

まとめ

便利な引き出しを雑多な物置にしない方法は、きれいな容器を増やすことではありません。役割を一文で決め、調理中の動作ごとに大まかに分け、関係ない物を入れない境界を作ることです。月に一度、重複品や壊れた物を取り出す習慣を加えれば、必要な小物がいつでも見つかる、名前どおり便利な引き出しになります。

  • 仕切りは動作ごとに分ける。
  • 重複した道具は数を減らす。

まとめ

よく使う引き出しは、何でも入れる場所にせず、料理中に本当に必要な小物だけに絞ると使いやすくなります。完璧な形を最初から作るより、次に料理する時の迷いを一つ減らすくらいの調整から始めると、日常のキッチンに残りやすくなります。

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